国立俳優養成所
新聞に載っていた記事で
イタリアで唯一の国立俳優養成所の事が書かれていました。
立ち位置や手足の動き、声の抑場や表情の作り方等を
プロとして通用する演技として徹底的に教え込むそうです。
毎年約900人の入学希望者のうちたった30人が選ばれ
俳優の卵になります。
そこの養成所の教授が言うには
「民間で俳優を育成する日本や米国とは違い、イタリアでは
国が演劇学校を支えている」のだそうです。
学校運営費は、教育、文化の両省が折半して
全額支出し、学生には学費負担がないのです。
演劇養成所だけでなく、画家や彫刻家を養成する学校、
音楽家を養成する学校も同じく国の手厚い保護のもとにあるのです。
また、訓練校の卒業生には、学士号に相当する学位も
与えられるようになりました。
大学の格下と見られがちだった訓練校を、大学と同等のレベルに
引き上げたようです。
これを知って少し驚きましたが、お金がなくても実力があれば
才能をのばせるチャンスがあるという事はとても良いと思います。