私が電話対応をはじめたばかりの頃、

とにかく電話が鳴るのが嫌で、電話がなるたびにドキドキしていました。

何を聞かれるんだろう？対応できないことを聞かれたらどうしよう、

簡単な内容だったらいいのに、と思ってしまい、

自分のことばかりでお客様の気持ちを考える余裕もありませんでした。

このままでは電話対応の向上にはならないと思い、

勇気を出して会社の先輩にその気持ちを相談しました。

先輩は、

「新人のうちは最初からうまくやろうとしなくていいですよ。

失敗を恐れて電話に出られなくなることのほうが良くないですから」

とアドバイスをいただきました。

とにかく大切なのは担当者に正確に電話をつなぐことであって、

お客様のお名前や話の内容をしっかりと聞き取ることが重要です。

新人のときは、とにかく先輩の電話対応を真似ることで

お客様が何を話しているのか聞こえなくても、

なんとなく話の流れはわかると思います。

先輩の受け答えを覚えて、わからないことがあればその都度確認します。

わからないことをそのままにしていては、

いつまで経っても電話対応が上達するはずがありません。

新人なのだから仕方ないと横柄な態度になるのはいいことではありませんが、

頼れる先輩がいることを念頭に入れ、

安心して電話対応ができる環境を私も作っていけたらいいなと思いました。