電話の練習は声に出すことで身につきます。
入社したばかりのとき、1日でも早く電話対応を覚えなくては思い、
毎日マニュアルを一生懸命覚えようとしていました。
一語一句見逃すことなく、マニュアルを読んで覚えていれば、
電話対応で失敗することも、お客様に失礼になることもないのではと
考えていたのです。
でも、実際はマニュアルをどんなに読み込み頭ではわかっていても、
それが言葉にして出てこなくては意味がありません。
会社の先輩や上司からは高く評価されているとしても、
電話口のお客様からもそう思ってもらえるかどうかは別の話です。
マニュアルは先人の知恵でもあり、仕事を覚えるうえで重要なことです。
でも電話対応においては、それだけで電話が上達するのではなく、
同時に覚えたことを声に出してデモンストレーションをしながら、
自分の言葉に変えていく必要があります。
それぞれの立場になって練習してみると、必要な返し方が出てこなかったり、
正しい反応ができなくなってしまうこともありました。
電話の練習は実際に声に出してみないと、
イメージ通りの対応ができるとは限りません。
恥ずかしがらずに、まずは声にして発声してみることで
自信を持った電話対応ができるのだなと感じました。
机上の空論ではなく実践が大切ですね。